男にとって最も情けない経験はなんだと思います?
大(ダイ)ちゃんという男がいるんです。東京コメディストアジェイのメンバーでいるんです。体が大きくて力持ち。でも性格はとってもとっても優しい男なんです。
で、渡が強調したいのは、優しさではなくて。力持ちの方なのです。
この男、ほんっっっっっとに強い。
いや渡だってね。力強いほうなんです。腕相撲だって学生のころからなかなかのもんなんです。
しかし、大ちゃんにかかってはレベルが違う。強さのレベルが。
前に大ちゃんと腕相撲した時にゃ、壁と闘ってるのか?と錯覚したほど、ビクともしないわけです。涼しそうな顔をしてるんです。大人になって腕相撲してる恥ずかしさはさて置いて、まっったく歯が立たないんです。
聞いたら大ちゃん、産まれた時の体重が4500gくらいあったとか。
産まれたばかりの巨神兵くらいの重さ。次元が違う。
で、本日、東京コメディストアジェイのライブが終わり、テンション高く楽屋で皆と話してたら、胸板の話になって、大ちゃんと渡の胸板どっちが厚いかってことになって、お互い目一杯チカラ入れて胸筋を肥大させあってたら、ある女子が
「あ、あんまり変わらないじゃーん」
とのこと。この発言に渡かなり調子に乗りまして、よく分かりませんが、ショー終わりのテンションもあって
「今なら巨神兵を倒せる!」
と感じ、いざ大ちゃんをひっぱって舞台上へ。
お互い舞台上に寝転がって、いざ腕相撲!!
女子が群がる。黄色い声がこだまする。しかし、その黄色い声の大半が大ちゃんに向けられているのです。日頃、渡に悪態やセクハラをされている女子たちが、必死に大ちゃんを応援しているのです。
「大ちゃん頑張れ!」「倒して大ちゃん!」「折っていい!折っていいよ!!」
こんなに愛されてないんだと感じながら、渡もフルパワーで大ちゃんを倒しにいこうと。
レディー、、ゴー!!!!!
レフリーのかけ声とともに渡は全エネルギーを右腕に集中させ、体ごと大ちゃんを倒しにいく!!倒しにいく!!!たおし、、、。
真夏に畳の上で食べるかき氷。
秋にスズムシの音を聞きながらお月見。
桜の下で座禅。
人間が涼んでいるときの目。その目を大ちゃんがしているのを見たとき、
「ああ、住む世界が違い過ぎる。。。」
と感じたその瞬間、大ちゃんの目が光る。
気がつくと渡の体はチカラを入れてる方向とは全く逆の方向に投げ出され、視界にはただ天井にぶら下がっている照明が見えるのみ。
その直後に、腕に鈍痛がやってくる。どうやら軽く靭帯を痛めたらしい。
次にやってくるのは、女子たちの奇声。
「ざまみろ!」「へぼ!」「ばーか!」
意識が戻るにつれてその罵倒はどんどん大きくなっていく。
起き上がって周りを見ると、人一倍渡を罵倒している女がいる。
ウララだ。
ジェイのメンバーのウララが、ガリガリの体を必死にバタバタさせて喜びを表現している。むき出しの歯茎からは唾が飛び散り、この口からは「だっせえ!」だの「弱いんだよ!」だの汚い言葉が発せられている。
腕相撲で負けるだけでもかなりの屈辱なのに、さらに罵倒してくるこの女子に渡は我慢ができなかった。
舞台から降りて、ウララのもとに小走りで駆け寄る。
渡「お前ちょっといい加減にしろよ!」
ウララの腕を掴む。
ウララ「ペッペッ!やめてよ!触んないで!」
渡「お前がそうやって人をバカにしたこというからだろ!」
渡はウララのケツを掴もうとする。
ウララ「やだ!!」
渡「ちょ」
そのとき
ウララの膝が
渡の
片玉に
出会った〜。
突然の出会いに慌てる片玉。果たして〜。
真っ白だった。渡は真っ白の中、そのナレーションを聞いた。
あまりの痛みに、冗談にできない感じになり、
それでも
腕相撲に負けた直後、女子にキンタマを蹴られる。
という肩書きは我が人生であってはいけない。認めてはいけない。とのプライドから、
渡「(半笑いで)おまえ、ちょ、ちょっと気をつけろよ」
ウララ「え?え?あ、当たった?大丈夫?」
渡「え?何が?ギリギリ大丈夫だけど(全然大丈夫じゃない)」
ウララ「え。本当に当たったの?」
渡「いや、もういいけど。うん」
ウララ「ご、ごめんね」
渡「なななにが?フー(呼吸の音)おつかれ」
完全に会話が成り立ってないのも分かっているんだけど、信じられないほどの鈍痛が片玉にあり、冷や汗も出ているので、楽屋に戻る。
楽屋で玉が2つあるか確認する。ある。安心する。
ただ、今こうやってブログを書いてるときでも、
片玉が泣いている。
それが分かるんだ。
そして認めちゃいけないんだ。
腕相撲で負けた後に女子にキンタマを蹴られるなんてことを、認めちゃいけないんだ。
そう思うんだ。
ほなー。
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