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2007年12月29日 (土)

梅雨だくの恋 ~6~

送別会の日。外はいつにもまして雨。台風のような雨。

バイト終わり。

なのに店内が慌しい。

渡。O君。KA君。KU君。四人いる。

O「入れた?ねえ?準備した?」

渡「俺、入れた」

KU「はい。大丈夫です」

KA「あ!俺まだ!」

O「はやく!もうすぐIさん来るよ!」

KA「あ~緊張するな~」

KA君、店内の奥にはける。

しばらくして出てくる。

KA「はい!オッケーです!」

しばらくして、Iさんが来る。

O「じゃ、ちょっと俺と渡ちゃんは店閉めするから先に行ってて」

KA君、KU君がIさんを一緒に外に出る。

渡とO君も準備をして後を追う。

すさまじい人ごみの中を掻き分けて、予約してある居酒屋にいく。

バイトの別店舗の人たち(O君の告白を見届けたい)も参加。

そして乾杯。

宴もたけなわの中、合図とともにKA君が立ち上がり

KA「えー、とですねー、まぁ、あのー、これなんですけど」

と、手には小包。Iさんにそっと渡す。

I「えー?!(みんなを見渡して)本当ですか?!」

包みをあけるとゴールドのハート型のピアス。

I「すごい!」

KA「みんなで買ったやつです。えと、えー、まぁ探したのはえー僕です。みんなにこれで良いかどうかを確認しないとと思ってお店で写メとってたら、えと、店員さんに怒られて、でも僕もそこは負けたくなくて、だってみんなでね、買うやつだし。だから言ってやったんです。怒られてもいい。でも僕は大切な人へのプレゼントなんだ。だから写真はとらせてもらうぞってね」

歓声。

すでに激酔いのO君が立って

O「じゃあ、ここはもうアレだから、次ね、えー何だっけ?そう、また店(バイト先)に戻ろう」

ガヤガヤと人ごみの中を掻き分けお店に戻る。

雨がすごい。

なぜかO君は傘をもっていない。

すでにびしょ濡れ。

だけど本人はちっとも気にしてない。いや、気づいてない。

迫り来る「告白」に緊張して、お酒もまわって、目が据わってるんだか、瞳孔が開いてるんだかわからない。

店に戻って電気をつける。

すると

スクリーンとプロジェクターがセットされてある。

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