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2007年7月 9日 (月)

依田くん

東京コメディストアジェイにルーキーが4人入った。

東京コメディストアジェイのルーキーが4人入った。

東京コメディストアジェイでルーキーが4人入った。

とにかく入った!!

まずはミキ、京ちゃん。

そして依田くん。

そしてドリー。

この4人は、今井純ワークショップを同じ時期に受けた、いわゆる同期である。

ミーティングの時も、4人で固まり、あーだこーだ、いやこーだあーだと話している。よく分かんないけどなんか話してる。

仲が良い。遠目に見てだが、かなり仲が良い。

だが、この4人。

ジェイに入る時期が微妙にズレている。

最初は京ちゃんとミキ。

しばらくあって、依田くん。

そして最近ドリー。てなもんだ!

今日はね、その依田くんの話しよ!おだまり!

時は、ミキと京ちゃんが、コメディストアジェイのショーにデビューする前日でしてええ。

つまり、まだ依田という名前がジェイに存在してない時でしてええ、ええ。

それまでの依田という男は、

渡のただの友達。良くジェイのショーを見に来るただの男。渡が一人芝居をしている舞台のただの演出助手。ただの依田。

である。

渡の一人芝居の稽古の帰り。

渡と依田は「ラーメン二郎」にいた。

ラーメン二郎をご存知か?

もう、もの凄くこっっっってりのボリュームたっっっっっぷりのラーメン。

依田はそれを「風俗」と呼ぶ。

彼はラーメンを週5で食すほどのラーメン通。

稽古を終えた後のラーメン二郎は、もう天国以外の何者でもなし。

カウンターに天使がいて、手招き。

厨房には貝殻のみ装着の天女が微笑む。

ご満悦の二人は席につく。

キャッキャッである。

依田「最後のほうにですね」
渡「うん」
依田「スープに沈んで見えなくなった麺をほじくるのがたまらないんす!」
渡「ああ」
依田「ラーメン可愛いわぁ。可愛いわぁ!」

キャッキャッ

である。

幸せとはこのことかと。

依田くんの顔を見て思う。

650円で買える幸せ。

安くて良い。安くて良いぞ依田氏あ!!

その時、渡は思い出した。

明日、出演するミキと京ちゃんは

依田くんの

同期!

当然、依田くんはそのことを知らない。

ジェイのショーが大好きで、即興が大好きで

今井純のワークショップにも通い、

「いつジェイのショーに出演させてくれるんですか?」

と、今井氏に詰め寄り

「熱がないから」

という理由で今井氏の熱から出る煙にまかれ続けていた依田くん。

そんな熱がありそうなのに、顔からは「冷淡」の文字しか出てこない依田くんの

同期が

明日、ジェイのショーに出る!!!!

当然、依田氏は明日のショーを見にくるだろう。

ラーメンはまだ来ない。

キャッキャッの依田氏。

どうなるんだろうか?

明日のことを告白したら

この幸せな空気はいったいどうなるんだろうか?

じゃあ黙っているか?

黙ってて、明日依田くんがショーを見にきて

輝いてるミキと京ちゃんを見たら。。

依田「キタネエ顔のゴミがぁああ!!!8回死ねやゴルァ!!ペッッペッッ(中指つき)」

もしくは

依田「いやー良かったんす。良かったんすよー。ありがとでしたーふふ」

と、言いながら消息を絶つか。

まだラーメンはこない。

ここは、、、ひとつ。。。。。

渡「依田くんさ」

依田「はい」

渡「これから話す話しはね」

依田「はい?」

渡「だからダメとか、だから良いとか、それだからって凹むとかさ、そういう感情の類いが必要のない話しだからね」

依田「もう怖いんすけど」

渡「いや、別に話さなくても良いんだ。うん。良い話しなんだけどね」

依田「。。はい」

渡「。。。。。」

依田「。。。。。」

渡「。。。。。。」

依田「うわーなんだこれ。え?ああ、すっご怖いわ」

渡「いや、全然、たいした話しじゃないのよ」 

依田「ああ、そうなんす?」

渡「たぶん」

依田「うわーもう。。」

この時点で、幸せ空気は脂っこい匂いとともに換気扇の中にはいり、外に出た。

渡「明日さ、ジェイのショーでしょ」

依田「ええ。はい」

渡「ミキと京ちゃんがさ」

依田「ええはい。え?えええ?」

渡「出演することになりました」

                    間

依田「あーそうなんす?へー」


この間。この刹那。この瞬間の依田氏の目を今でも忘れない。

カウンターの天使が

ドブ川の端で死んでる魚になり

天女が般若になり

風俗が地獄になる。

その地獄で

人殺しを何人も殺した男の目があった。少し白目だった。


ラーメンがきた。

無言。

キャッ

もない。

ズルズルと吐息しか聞こえない。

スープをほじくる様子もない。

恐怖の目もメガネが曇って見えない。

余計に怖い。

感情が読めない。

下手に話しかけると

依田「にゃああああああああああああ!!!!!!!!!!」

店長「うわぁああああああああああ!!!!」

渡「(店長に)すいません!すいません!!(依田氏に)大丈夫!良い子良い子!!」

て可能性も考えられる。


勇気をふりしぼり

渡「。。。。あのさ、」

依田「。。。。。」

渡「依田ちゃん?」

依田「ああはい」

渡「あれ?凹んでる??」

依田「え?いやーふふふ。いやーふふふ。。」

渡「ふふ」

依田「何がおかしいんす?」

渡「。。。いや」

ラーメンも食べ終わり

外に出た。

依田「いやーえ?全然凹んでたりはないんす」

渡「うんうん。」

依田「まー熱がね。ええ。」

渡「熱ねえ。ないんかねえ」

依田「幼少のころから嫌いでしたから。熱ってやつが」

渡「そうねー」

依田「でも凹んではいないんす」

渡「うんうん」

依田「ちょっとタバコいいですか?」

渡「うんうん」

止めてたタバコに火をつける依田氏。

依田「じゃあ。。」

渡「うん」

依田「。。。。」

渡「ちょっと歩こっか?」

依田「はい」

ラーメン二郎の角で

タバコの煙を吐き出し、いろんなことを煙にまく。

依田「自分にない、例えばそれが「熱」だったら、どうやってそれを、、、ええ、自分の中に、、、自分として、、その個性ってのは、、、たぶんアレなんすよね、、」

渡「アレだね。うんうん。アレだ」

依田「ですよね。だから、、どう、、、そのすれば、、、ソレになるというか、、」

渡「ソレがねー。ソレだよね」

その時ラーメン二郎の窓が開いた。

店長「そこにバイク置いてたらダメだよ!」

         間

天国の窓から

怒られた。

依田「帰ります」

渡「うん。帰るよねー」

依田「じゃあ、明日」

渡「うんうん」

走った。バイクで走り去った。去り際の依田氏の顔はやはりメガネが光ってよく分からなかった。


次の日のショーで

彼は客席にいた。

二郎で見たときの目だった。

それからすぐ

彼はデビューした。

Yoda






ミキをタマにして。

京ちゃんをサザエさんにした。

どういう意図があるかは本人のみぞ知る。

ただ、現在、4人は仲が良い。遠目に仲が良い。


依田哲哉。

今の彼に熱があるかどうか。

顔は変わらず「冷淡」。

でも、あの時より間違いなく忙しくなり

人と関わり

すでにファンがいる。

ただの「依田」ではないんだろう。


あれ、なんかこういう感じのブログにするつもりじゃなかったのに!









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コメント

泣いた。

投稿: よだ | 2007年7月11日 (水) 01時53分

ちょっと!!!

ヨダさん泣いてる場合ぢゃないでしょが!
今度の金曜でなんとしても点とるのょ!
頑張ってー

まぁ…選んでもらえたらね。

投稿: 京ちゃん♪ | 2007年7月16日 (月) 00時01分

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